発達心理学研究室の赤澤先生より、大学院生の学会発表の様子について、ご寄稿いただきましたので、ご紹介いたします!
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2019年9月11日~13日の期間、日本心理学会第83回大会が立命館大阪いばらきキャンパスで開催されました。
発達心理学研究室に所属する松本さんは、学部時代から育児支援や虐待防止に貢献できうる研究に取り組んでいます。研究だけでなく、学部3年時より現在に至るまで被虐待児などが保護される一時保護所で子どもと対応するアルバイトも行っています。公認心理師の資格取得を目指し、大学院修了後は子どもや乳幼児を持つ親の支援を行いたいと考えているようです。
以下、松本さんのコメントです。
「9月13日に立命館大学大阪いばらきキャンパスにて行われた日本心理学会第83回大会で,『被養育経験が夫婦関係や育児不安を媒介して養育態度に及ぼす影響』というテーマで発表しました。本研究は,現在社会問題となっている虐待について,虐待が起こる要因と考えられる両親の被養育経験,夫婦関係,育児不安に焦点を当て,それらが養育態度にどのような影響をもたらしているのか検討することを目的としたものです。他の研究者との意見交換では,本研究で行った分析方法とは異なった分析方法の提案をしていただいたり,虐待の低減に効果的な他の要因についての議論などを行ったりすることができました。他の研究者の意見を聞くことで自分の研究の可能性が広がったと感じ,さらに興味深い意見もたくさんいただくことができたので,学会に参加して良かったと思います。今後は,いただいた意見を参考に虐待を低減させる要因についてさらに研究を深めていきたいと思います。」
<発表前で緊張した面持ちの松本さん> |
<多くの研究者との質疑応答場面> |
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赤澤先生、ありがとうございました!