川人です。こんにちは。
私が本学に就任して3年と9か月が過ぎました。
よく「大学の先生は,どんな仕事をしてるの?」と友人から聞かれることがあります。
そこで今回は,私の仕事内容をご紹介してみます。
若手教員 川人の業務は以下の4つです。
(1)教育
(2)研究
(3)委員会活動
(4)地域貢献活動
(1)教育
メインは,講義やゼミ指導などです。
講義に際して,パワーポイントなどの教材づくりのような事前準備が結構大変です。
最近では,学生が主体的に授業に参加するアクティブラーニングが推奨されていますので,学生による発表,ディスカッションなどを積極的に含めるようにしています。
また,アクティブラーニングの応用例として,地域での研修会などで,学生によるストレスワークを展開してもらうこともあります。実際に身につけた知識を活用して,次は教える,ということにチャレンジしてもらいます。
学生さんの知識や技能の体得を支える業務です。
(2)研究
こちらは,院生の頃からのライフワークとして,研究大好きな先生も多いかと思います。
研究のテーマとしては,自分自身の問題,社会から見た問題,他者との関係性から見た問題など,さまざまな問題をテーマに扱うことができます。
また,研究遂行する中で,アカデミックな知識もつきますので,最先端の科学的知見を学生に伝え,教育に還元することもできます。
ただ,調査,実験,介入など,時間を工面して実施するのは結構大変です・・・
また,研究のためにはお金も必要,ということで,科学研究費をいただきながら,研究を遂行しています。
研究で明らかになったことは,自分だけで留めていてはもったいないので,論文にまとめたり,学会発表などで広く公表することが多いです。
(3)委員会活動
ちなみに,私はホームページなどの広報に関する仕事を担っています。
今年の大きな仕事としては,学科と研究科の新ホームページの大部分を作成しました。
委員会を複数掛け持ちの教員が多く,カリキュラム関係の委員,大学の将来について検討する委員,学生の生活を支える委員など,様々な委員会があります。
大学を運営していくために,欠かせないのがこの委員会です。
また,外部機関の委員(たとえば学会の論文編集委員など)を担当する場合もあり,私は4団体ほどの委員に関わっています。
(4)地域貢献活動
私の場合は,臨床心理学が専門ですので,医療,教育,福祉の外部3か所でのカウンセリング業務を行っています。
また,各種機関から依頼を受けて,労働者,教師,高齢者,一般市民などを対象とした研修会講師を年間4件は実施してます。
このように,結構仕事内容は多岐に渡ります。
教員によって,業務内容や外部でのお仕事も異なるでしょう。
教員になってよかったのは,自分の好きな研究が継続して行えることです。
また,学生さんの成長を間近で感じられ,鋭い質問から刺激をもらうこともあります。
最後に,「大学教員になるにはどんな進路になるの?」と聞かれることもあるので,記しておきます。
一般的には,学部4年間を卒業した後,大学院の修士課程と博士課程(あわせて5年間!)を修了して,修士や博士の学位を取得することが前提条件となることが多いです。
また,私の場合は,大学の教員求人情報を確認し,自分から申し込んで,就職活動をしました。
ということで,今回は恥を忍んで,若手教員のお仕事内容のご紹介でした!
0 件のコメント:
コメントを投稿